正体不明のお色気美女

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【ターンAガンダム】第01話 感想:月に吠え幕が開けるはターンエー

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【01話:月に吠える】

「みんな!地球ってとってもいいところだぞ!」

月から来た少年ロランが地球の自然や大地での生活に感激し、喜びの感情いっぱいに月に吠える!第一話なのでさっと登場人物と世界設定の紹介が主。そして宵越しの祭りはエロいぞッ!

サザビー的演出

さて、一話でも興味深いところは勿論たくさんあるのだが、ここでは絵的な見栄えのためにあえてスケール無視を行ったと思われるシーンを上げたい。/ 右上と左下のカットでソシエの背丈が前後の場面と比べると縮んでいるのだ。

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これは目の前で転げた少年ロランへの反応の違いから、これから成人式を迎える姉キエルに比べて妹ソシエの方はまだまだ子供だということを精神的だけでなく肉体的特徴の面からも強調する目的での演出だろう。実際、この場面でのキエルの反応は妹のそれと比較すると随分と冷静沈着としている。 

そういうわけでアイキャッチ

「世界は!四角くないんだからあ!」 

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そして二年の月日が流れた

先のアイキャッチの後、時間は二年後に飛ぶ。そしてその時間経過は、ロランとソシエというこれから成人式に参加する二人の髪型の変化に表れている。ロランはおかっぱからきしめんへ。ソシエはおさげからショートカットだ。

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個人的にソシエにはおさげのままでいて欲しかったのだが、それはそれ、これはこれだ。兎に角どちらも少年少女らしい髪型ではなくなり、二人とも外見上は大人びた風になる。そして社会的に大人として認められるための儀式、成人式が二人を待っているわけだ。さて大人になれるのかってことで2話へ。

余談:言語問題 

何故月から来た少年ロランと地球の人々との意思疎通が同一の言語で出来ているのか。これに対する明確な答えは(24話までで)示されていない。少し先取りするが(物語られた中で)地球との「交流」の歴史で一番古いものは、黒歴史を除けば、月の女王ディアナの地球視察である。

これは登場人物の語りから大体60年(一世代20年x3)ぐらい前だと推測出来るので、その時にまだ地球の言語が分かっていなくても帰った後で勉強をすればどうにかなるレベルではある。ただし、もっと不可解なことがある。それは黒歴史の遺跡であるおヒゲのガンダムの「マニュアル」だ。

このマニュアル、相当昔のもの=黒歴史のものであるにも関わらず、月の人間であるロランだけではなく地球の人間でただの一般人であるソシエにすら読めているのだ。言語変化が起きていないとした違和感があるし、何より黒歴史といって封印しタブーにしたものの時代と何故同じ言語を使っているのか。謎。#追記: 「読めている」は適切な表現ではない。言語は分からなくても、図や絵で推測は出来るわけだから。それに、ここでも「ここに文字が出る。」としか言っていない。

まあ何にせよ、これからの物語で解明されていくことなのかもしれないし、されないのであればその程度のあまり重要ではない設定ってことなのだろう。だからこの問題については現時点では判断保留にさせてもらいたい。